小森武夫 2014年11月29日掲載 E-54
黒部の秘境、剣岳の奥のまた奥、「仙人谷」に仙人温泉小屋がある。 山川草木は輝き、沢には清流が滔々と流れる。 それらが、春夏秋冬、季節の折々にたくさんの恵 を与えてくれる。
そこにやって来る登山者を受け入れるために、普段は、高橋オーナーが一人であらゆることをこな している。正に「仙人」なのだ!
しかし、千手観音のような仙人とは言え、生身の人間、布団干し・水道・温泉のメンテナンス、 はたまた登山道整備など、山小屋に関する維持 管理を、なにからなにまで全てを行うには、いささか無理がある。 特に「小屋開け・小屋閉め」の時などは、どうし ても人手が必要なのだ、また、ヘリで荷揚げした 食料・物資が不足し、次のヘリの荷揚げまで、お客様の食事作りに窮する時などは、スタッフがボッカしなければならない。そのような時、仙人から依頼があると、スタッフ は、雲切新道を、重い荷物を背負って、苦も無くボッカするのである。
また、山小屋には入らずとも、人気沸騰の「小屋のホームペー ジ」のメンテナンスや、高橋仙人が入山・下山の際など、陰に日向になり、仙人のバックアップしている多くの人達がいる。そのような仲間の結束を、より一層強固にするために、高橋仙人は以 前から考えていた策として、この度、そのメンバーの会の名を「神仙組」と 命名したのであった。
(“いいねェーーーッ”)
名前の発案は、仙人谷は、余りにも奥深く、深山幽谷の地であり、高橋 仙人は、『仙人谷には神が宿っていそうだ!』と言うことと、昔から、太陽・山・ 大きな樹・岩などには神が宿っているとして信仰され崇められてきた故事 に習ったのだ。 そのようなことから、会の頭の字を、神とした。 ちなみに、立山などは、立山曼荼羅など、神の山としてきた「山岳信仰」も そのようなことからなのかも知れない。
そこで、仙人谷にも神が宿っていると考えるのも、しごく当然のことだ! 次の「仙」は、正に仙人温泉小屋の「仙」を引用したのだった。 ここで、めでたく「神仙組」の誕生となった。 以上が、「神仙組」誕生の秘話である。
過日、(11月8日~9日)に、神仙組のメンバーが、御嶽山の麓に集い、 「平成26年 小屋の打上げ」と「神仙組の発会式?」を行い、今期の反省と、 来期の結束を誓い合った次第である。 (重鎮の「顧問」が同席出来なかったことが心残りである。)
さて、その席上、仙人曰く、『今年は、夏のお盆の時期、秋口の連休の際 など台風・豪雨にやられた!』『小屋開け・温泉引き工事が遅れて10日も風呂無し生活を強いられた!』などなどの苦労話も出て、楽しいひと時を過ご した。
毎年の事ながら、小屋の営みは、ドラマチックだ!小屋のスタッフのトピ ックス、お客様が織り成すハプニング!それはそれは楽しい山小屋生活 だ!!
末筆ながら来期(平成27年)は、大勢のお客様の「御来湯」を願うとともに、それらのお客様の安全登山について、「神仙組」一同、心より願うものでありま す。
本年は、大変ありがとう御座いました。 来年も、仙人温泉小屋をご愛顧の程宜しくお願い申し上げます。
では最後に! 仙人温泉小屋 万歳! 神仙組 エイッ!エイッ!オーーッ!
完
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